皮膚科で行うボトックス注射のメリットとは
ボトックス注射には、「ボトックス」というボツリヌストキシン製剤を用います。
これはボツリヌス菌が作り出すボツリヌストキシンと血清アルブミン、塩化ナトリウムを成分とする薬剤で、ボツリヌストキシンには神経の末端から放出される神経伝達物質の働きを弱める効果があります。
これによって筋肉の動きも弱められます。これを利用して、しわの原因となる表情筋の動きを弱め、しわの改善を図ることが出来ます。
≫ ボトックス 大阪
以前はまぶたの痙攣や顔面麻痺の治療で、神経内科や眼科などで、主に用いられていました。
しかし様々な研究によって、しわの改善や多汗の抑制といった治療が可能となってからは、美容皮膚科の分野において活用されることのほうが多くなりました。
ボトックス注射のメリットは、「どこも切ること無く、自分の望む効果が得られる」という手軽さにあります。またもし自分の希望と違う効果が現れてしまったとしても、補正を行うことも可能ですし、時間経過とともに効果は薄らでいきます。
「取り返しの付かない」もしくは「対処に大変な負担が掛かる」といったものではないことから、ボトックス注射には重大な失敗というものは考えづらいとされています。
これは「効果が永久的ではない」というデメリットでもありますが、「失敗したらどうしよう」という不安がつきまとう美容の治療においては、やはりメリットと受け止められます。
ボトックス注射は繰り返し治療を受けていることで、治療と治療の間の期間が次第に伸びてゆくと言われています。それだけ皮膚科への受診回数も減ってゆきますので、費用負担も減ってゆくことが期待できます。