皮膚科の行う激安ボトックス注射の注意点
ボトックスとは、そもそもアラガン社のボツリヌストキシン製剤の商品名です。
よってボトックス注射はその製剤を使用しなければ、「ボトックス注射」とは言えません。
しかし今では同じくボツリヌストキシンを用いている中国製や東南アジア製の製剤もあります。
単価としてはそちらのほうが安価ですので、施術にかかる金額もそれに準じて安くなります。ボトックス注射を含むこの類の施術に関しては、自由診療となります。
使用する製剤の金額以外に、医師が施術を行うことで発生する技術料や施術料などが加算されます。これは自由に設定することができますので、美容皮膚科ごとに金額の差が生じるのです。
製剤の原価コストを押さえればそれだけ激安を目指すことが出来ますし、それ以外の金額を抑えた設定にすれば、更に激安です。
ボトックス以外の製剤を使用したからと言って、安全性に問題があるという報告はありません。しかし効果の出方や継続期間には違いがあるとされています。
ボツリヌストキシンの効果は、時間経過と共に弱まった行きますので、再度施術を受ける必要があります。
再施術までの期間が長くて済むならば、少々高くても結局はお得だったということもあります。
またボトックス注射といえど、一人の医師が一日で行える治療には限りがあります。
「薄利多売」を目指すにも、限界があるのです。激安によって集中した患者に対応してゆく為に、それだけ単価の安い経験値の低い医師を登用している可能性もあります。
ボトックス注射に関しては「安いから良い」というものでも「高いから良い」というものでもありません。「激安だから悪い」とも言えません。
どのような評判を持つ皮膚科で施術を受けるかといったことのほうが重要なポイントとなります。