ボトックス注射を美容皮膚科で行う際の副作用とは
ボトックス注射の製剤そのものによる重大な副作用というのは、今のところ起こっていません。アレルギーも極稀です。
しかしこれは適正に施術が行われたです。ボトックス注射は、30以上ある表情筋のどの部位に注射するのか、深さはどの程度にするのか、薬剤の量は、といった医師が決定が施術の成功に大きく関わります。
表情は個人によって異なる筋肉の使い方によって現れますし、たるんだ皮膚の量や肌の質なども違います。このような要素も加味して、医師はボトックス注射による治療の内容を決定するのです。
この判断に間違いがあれば、内出血や風邪のような症状が、施術後に現れることもあります。また表情の喪失や顔の形態の不自然な変化などを起こしかねません。
顔の表情は表情筋の一つがバラバラに作り出しているものではなく、お互いに影響を及ぼしながらバランスを保っています。このバランスを考慮しないでボトックス注射を施すと、スポックブローや表情の喪失を起こしてしまうのです。
これはボトックス注射による副作用ではなく、「施術の失敗」です。多くの美容皮膚科がボトックス注射の施術を行っていますが、中には技術力や経験値に不安がある医師も存在しているものです。
失敗の内容によっては、咀嚼や飲食の飲み込みに支障が出てしまう場合もあります。ボトックス注射の効果は、長くても1年です。時間が経てば施術の失敗による状態も改善されますので、技術力に不安が残る皮膚科医師も、慎重さを欠いた判断によって施術メニューに取り入れていることもあるのです。ボトックス注射はそのものの副作用の心配よりも、「どこで施術を受けるか」が重要となります。