皮膚科で行われるボトックス注射の効果
ボトックスとは、ボツリヌス毒素から抽出した成分を、毒性を抜いた状態で用いるもので、本来は医療用として使用されていました。ボトックスには筋肉の動きを抑制する働きがありますが、表情じわなどを目立たなくする効果にも優れているということで、美容業界でも注目されています。
しわだけでなく、多汗症やわきが、小顔治療、痩身治療といったものにまで効果があるとされています。
しかし、気をつけたいのが「しわ」の種類です。ボトックス注射に効くのは、筋肉の動きに関係する表情じわのような浅いしわとなります。目じりのしわなどには効果がありますが、加齢による深いしわには効きません。
多汗症やわきがの場合は、ボトックス注射により、分泌腺の筋肉の動きを抑制することで、分泌物の量が減少し、多汗症・わきがの改善効果となります。ただし、症状が重度の場合、ボトックス注射だけでは改善は難しいでしょう。ボトックス注射は、皮膚科や美容皮膚科などの医療施設での施術となります。ボトックス注射の施術は、顔の皮膚の表面近くに注射針をさして、成分を注入します。施術個所にもよりますが、小さな範囲なら10分程度と短時間で行うことが出来ます。
≫ 名古屋 ボトックス
ボトックス注射の特徴だからこそ起こる、施術後の注意点があります。それは、顔の表情が作りにくくなることです。顔面麻酔やまぶた・眉毛が垂れ下がるといった症状が現れる場合がありますが、2週間程度で改善すると言われています。この他、内出血やアレルギー反応などもまれに起こるようです。
カウンセリングや自分で情報を収集して、きちんと知識をもってから利用することが望ましいです。